10歳でアトリエ5に出会った私。中学、高校、大学。気づけば春からは社会人になっていました。この12年間、どんな時も、悦子先生とアトリエの部屋は変わらずに私を見守っていてくれました。そして、毎週アトリエの日に「行ってらっしゃい」と送り出してくれる家族の存在があります。
アトリエの帰り道は、心がすこし澄んで、静かなエネルギーが湧いてくるのを感じます。ずっと、アトリエに「ありがとう」の気持ちを持っていたいです。とても、大切な場所です。
アトリエと出会い、子育て、仕事、介護の合間に通い続けて20年になりますが、「自分」をどう表現しょうか、この絵に何を伝えたいのか、毎回「描くとは」を学ばせて頂いています。
日々の忙しいさを忘れ「自分の内側」と向き合う静かな大切な時間になっています。
そして幼稚園から大人まで年齢を問わずそれぞれの個性を認め合い、お互いが教えられ、学び合っていける素直な、心地よい空間です。
私にとってアトリエ5とは常に元気と勇気をもらえる場所です。元気のない時、子ども達ののびのびした線、生き生きとした色で描かれた絵に出会うと、心の底から奮い立つものを感じます。
何にこだわっていたんだろう。何におびえていたんだろう。ありのままを表現する事に喜び、感じるがままに己を信じている子ども達の姿は、臆病風に吹かれ寒くもないのに襟を立てた私の外套を取り去ってくれます。
そしてまた自分と向き合い、謙虚になり、挑戦していく勇気をもらい、一歩を踏み出して行くのです。
生活の中にあったはずの文化や芸術は、今や美術館のガラスケースや教科書の中だけのものになりつつあります。身の回りにたくさんの美しいものがある事を、 私たちはつい忘れてしまいがちです。
アトリエのレッスンでは、ゼロから生み出す表現ではなく、モノゴトを感受することから始まる表現を体感できます。
日々の暮らしの中にある豊かな一瞬に心を傾ける。そんな日常に繋がるひと時です。
単に絵をうまく描くことが重要ではなく、自分の絵を描くこと。それがこの絵画教室ではすごく重要なことです。
社会人になったら多くの人は自分のことなんてわかったつもりになっているでしょう。しかし、自分の絵を描くことによって、未知の自分を感じることができる。それは自分の止まった時計が動きだす様な非常に楽しい体験でした。そう気がつかせてくれる場、それがアトリエ5です。
「顔がすっきり穏やかになってる」。アトリエ5から帰るとよく言われるセリフです。作品と向き合うだけでなく、自分自身とも向き合う時間になっていること、それが表情にあらわれているのでしょう。アトリエ5は慌ただしい日々と距離を置く大切なスイッチですね。
また、「きれいな色」とか「影が美しいな」と、次に描くものに思いを馳せながら生活することは、アトリエにいる以外の時間も満たしてくれているように感じています。
ピアノやダンス、習字などを習っている人はいますか。たいていのおけいこごとは先生がお手本を示してくれます。
生徒はそれを真似て一生懸命におけいこします。
アトリエ5でも時々テクニックのお手本を示してくれるでしょう。
ただ他のおけいこごとと違うところがひとつあります。
それは示してもらったお手本と『同じ作品』は作ってはいけないところです。
子どもを通して、親である私自身も様々な刺激や楽しみを与えて頂いた場所です。
親子で参加した美術館での絵画鑑賞や子どもの作品展。又、サロン5でのアクセサリー講師経験。
その中で、本物の持つ素晴らしさと出会える喜び、豊かな色彩感覚、表現することの楽しさ等を感じ、
今でも美術展へは気軽に出向き、本物との出会いを楽しんでいます。
私も、TV関係の仕事をしている娘も、現在の仕事に繋がる大切な事を学んだ場です。
25年前に子どもの生徒さん2名からスタートされた悦子先生。
同じ道を志す私に、「やりたい様にやること。」と、教えてくださった8年前。
誰ひとり同じではない、子どもの新鮮でキラキラとした感性を引き出し、創造する喜びを享受できる生きる学びの場。時間を越えて子どもから大人の生徒達が悦子先生の創られる心地良い空間に魅せられ、そして、大切な日々の生活に美術が身近にあることの幸せを気付かせてくれるところ。
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